奈良県警の警察官2人が逃げた車に発砲して男性が死亡した事件の裁判員裁判で、検察官役の指定弁護士は2人について懲役6年を求刑しました。
奈良県警の警察官、東芳弘被告(35)と萩原基文被告(35)は、9年前追跡していた車に発砲して、助手席にいた高壮日さん(当時28)を死亡させたとして殺人などの罪に問われています。
20日の論告求刑で検察官役の指定弁護士は「車を止めるために発砲するのは行き過ぎ」などと懲役6年を求刑しました。
一方、弁護側は最終弁論で、「暴れ馬のように逃げる車を止めるための正当な職務行為」と改めて無罪を主張しました。
警察官の発砲の正当性を市民が判断するこの裁判員裁判の判決は今月28日に言い渡されます。
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