大阪市交通局の非常勤職員が、労働組合名義で平松前市長への選挙支援を呼びかける内容のリストをねつ造したとされる問題で、この非常勤職員がリストのねつ造を認めました。
【大城卓也 交通局職員課長】
「(非常勤職員は)『正義感でやったつもりだがダメな事をしてしまった』と。『申し訳ない』という言葉はありませんでした」
問題になっているのは、大阪維新の会の杉村幸太郎議員が内部告発を受けたとして公表した職員リスト。
去年11月の市長選挙の際、労働組合が当時の平松市長を支援するために作ったとされ、「協力しない場合は不利益となる」などと書かれていました。
市当局しか知らない情報も含まれていて、杉村議員が市議会で「交通局と労働組合が一体となって組織的に平松前市長を支援していた証拠だ」と、厳しく追及していました。
しかし、大阪市交通局がパソコンの使用履歴などを調べた結果、組合員ではない32歳の非常勤職員がねつ造した疑いが浮上。
27日朝になって、この非常勤職員がリストをねつ造したことと、維新の会の市議に提供したことを認めたということです。
【大城卓也 交通局職員課長】
「知人・友人紹介カードを勤務時間中に40~50歳の面識のない人が配っていたのを見て『さすがにこれはひどいな』と感じたと言っている。何かしらの方法で告発したいと思ったのが動機になろうかと」
問題のリストでは、休職中の職員も平松前市長の支援活動を行ったことが記録されているなど、当初から信憑性に疑問があるという声もあがっていましたが、杉村議員は真偽を十分確認せず、リストを公表していました。
【杉村幸太郎 市議】
「何か出来が悪い部分があるなとは市議団で議論はしていました。加工(ねつ造)という事実になってしまったという結果の一つにすぎないと私は考えています。私は市議団の指示の元でやっています。私が個人で勝手にやったことではないです」
【橋下徹 市長(維新の会代表)】
「維新の会としては何ら問題ないんじゃないですか?ねつ造をしっかり暴いてからでないと役所を追及できないとなると役
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