京都府警の警察官3人が、家族旅行をした際に高速隊の駐車場を使って、ETCの休日割引制度を不正に利用していたことがわかりました。
舞鶴若狭自動車道・福知山インターチェンジにある京都府警高速隊の基地…。
ここに所属していた警部補ら3人が、パトカーなどの公用車しか使えないはずの駐車場を悪用していました。
彼らの目的は、ETCを使えば休日の高速道路料金が1000円になる割引制度。
男性警部補はおととし7月、マイカーで東京ディズニーランドへ家族旅行に出かけた際、割引の対象ではない平日に帰ってきました。
このため、インターチェンジを出ずに高速隊の駐車場に車を止め、地下通路を歩いてあらかじめインターチェンジの外に止めておいた別の車で帰宅しました。
そして、次の土曜日の勤務後に料金所を通過して割引制度の適用を受け、本来なら1万2400円のところを、3600円しか支払いませんでした。
また、別の巡査長とその妻の巡査部長も、東京ディズニーランドに旅行に行った際、同様の手口を使い、支払いを免れていました。
先月には兵庫県警の高速隊員らが、ETCを悪用して高速料金の支払いを免れたとして書類送検されています。
京都府警は「モラルに反する行為だが法令違反ではない。今後は指導を徹底する」として、3人を高速隊長らによる口頭での厳重注意にとどめています。
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