京都・祇園の繁華街で暴走した車にはねられ歩行者7人が死亡した事件で、容疑者の男が時速60キロで電柱に激突して死亡していたことがわかりました。
タクシーに接触してからわずか2.5秒でおよそ40m先の電柱に突っ込んだ軽自動車。
映像から、このとき車がおよそ時速60kmのスピードを出していたことがわかります。
12日午後、京都市東山区で会社員の藤崎晋吾容疑者(30)は車で歩行者7人をはねて死亡させ、電柱に衝突して自分も死亡しました。
【目撃したタクシー運転手】「銀行強盗で逃げてると思った。当て逃げされたらいかん思って追いかけようかなと思った瞬間、電信柱にあたっていた」
藤崎容疑者にはてんかんの持病がありましたが、クラクションを鳴らしたりハンドル操作しながら運転していたとの情報もあり、警察は持病と暴走の関連を慎重に調べています。
一方、亡くなった大阪府豊中市の岸本真砂子さん(68)の告別式が営まれ、親族や友人などが多数参列しました。
式では、友人の代表が「未だに信じられず、お別れは言いません。天国でまた一緒に遊びましょう」と述べました。
【岸本さんが通っていた着物教室の講師】「こちらにジワってにじんでくるような優しさがあった。思い出はいっぱいあると思うが、パニックになって…。元気な方だったですから」
犠牲になった人の中には観光客もいて、15日は各地で通夜や告別式が営まれました。
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