関西電力大飯原発の再稼働問題を受け、京都府と滋賀県の知事は電力の需給状況を第三者機関がチェックすることなどを盛り込んだ共同提言を発表しました。
【山田啓二京都府知事】
「私たち京都・滋賀は、大飯原発の再稼働について大変大きな影響を受ける地域である」
京都府の山田知事と滋賀県の嘉田知事は、7つの項目からなる共同提言を発表しました。
政府は今月、大飯原発の再稼動が必要と最終判断し、立地する福井県とおおい町に理解を求めています。
これに対し共同提言では、大飯原発から30キロ圏内に含まれる京都府と滋賀県を事故の際に大きな影響を受ける「被害地元」であると明記しました。
そのうえで第三者機関を設けて電力の需給状況をチェックすることや、脱原発依存に向けた工程表を示すことなどを盛り込みました。
↧