北朝鮮に高級車を不正に輸出したとして、神戸地方検察庁は広島県のリサイクル業の男を外国為替法違反の罪で起訴しました。
共犯として逮捕された鳥取県の会社役員は、不起訴としました。
外国為替法違反の罪で起訴されたのは、広島県福山市のリサイクル業・小松湖被告(61)です。
起訴状によりますと、小松被告は3年前、ベンツなどの高級車5台(610万円相当)を、神戸港から中国経由で北朝鮮へ不正に輸出したとされます。
北朝鮮へは、経済制裁で「ぜいたく品」の輸出が禁止されていて、小松被告は警察の調べに対し「その通りです」と容疑を認めていました。
一方、共犯として逮捕された鳥取県境港市の中古車販売会社の役員(54)について、神戸地検は「嫌疑不十分」で不起訴としました。
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