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”愛情不足で発達障害”条例案に批判の声 維新の会が謝罪し”白紙撤回”

「大阪維新の会」の大阪市議団が議会に提案する予定だった条例案のたたき台に、『発達障害は愛着不足が要因』といった不適切な表現があることが分かりました。 強い反発を受け、市議団は条例案を白紙撤回しました。 【「大阪維新の会」大阪市議団・美延映夫幹事長】 「ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」 ただただ頭を下げる「大阪維新の会」大阪市議団の幹事長。 向かい合うのは、発達障害がある子どもの親たちでつくる市民団体のメンバーです。 【市民団体】 「発達障害への偏見を増幅しかねない。心が痛みました」 発端は、維新の会が議会に提案しようとしていた「家庭教育支援条例案」の叩き台。 問題となっているのは、この中のある文章です。 (条例案の叩き台より) 「発達障害、虐待等の予防・防止の基本」 「乳幼児期の愛着形成の不足が、軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因である」 叩き台の中では、発達障害は虐待と同様に親の愛情不足が要因で“我が国の伝統的子育て”によって予防できるとされています。 しかし、科学的には、発達障害は脳の機能障害とされ、愛情によって防げるという性質のものではありません。 【市民団体】 「非常にショックというかあ然としたというのが正直な気持ち。親を責めたり追い詰めたりする発想はやめてほしい」 維新の会の代表を務める橋下市長は、条例案の作成には関わっていないとしたうえで、問題の表現を批判しました。 【橋下徹大阪市長】 「発達障害の子供を抱えて苦労しているお母さんに、愛情欠如だというのは違うと思う」 兵庫県芦屋市に住む佐伯比呂美さん。 中学1年生の長男(13)には自閉症という発達障害があります。 見えにくい障害といわれる発達障害ですが、徐々に社会の理解が進みつつあっただけに条例案の内容に呆れてしまったといいます。 【佐伯比呂美さん】 「いったいこの情報はどこから来たのかと思いました。これが現実の日本社会の自閉症に対する認識かと・・・」 批判を受けた維新の会は、7

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