奈良市の幹部が、保健所の建設工事で地元の対策費を捻出するため、工事費を約７８０万円水増ししたとして、詐欺の疑いで逮捕されました。
警察は、市役所を捜索しています。
逮捕されたのは、奈良市の市民生活部参事・川上龍彦容疑者（５９）です。
川上容疑者は、建設部課長だった４年前、市の保健所・教育総合センターの建設について、工事代金の一部を約７８０万円水増し計上した書類を作成し、奈良市から金をだまし取った疑いがもたれています。
川上容疑者は、センター建設に反対する地元住民の対策費用として、４５歳の会社役員らから現金５００万円を要求されていたため、２人と共謀して水増しをしたということです。
警察は、市役所などの捜索を行っていて、金の流れなどを詳しく調べています。
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