滋賀県の旧信楽町で列車が衝突し42人が死亡した事故から14日で丸21年となり、事故現場で追悼式が営まれました。
追悼式では、遺族らが再発防止を願って作られた「安全の鐘」を打ち鳴らしました。
1991年5月14日、JR西日本とSKR・信楽高原鉄道の列車が正面衝突し、42人が死亡しました。
この事故の遺族の声をきっかけに国は鉄道の本格的な事故調査を始め、現在は被害者支援のための制度作りを進めるなど、遺族にとって大きな前進もありました。
【事故で妻を亡くした吉崎俊三さん】
「21年やってきたんであの世で『よくやった』と言ってくれてるんじゃないかと思います」
一方、JR西日本の真鍋精志新社長は「今後も安全を第一に考えていきたい」と話しました。
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