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亀岡暴走 ”危険運転罪”を適用せず

京都府亀岡市で無免許の少年が運転する車にはねられ、小学生と保護者10人が死傷した事件で、京都地方検察庁は14日、危険運転致死傷罪の適用を見送り、少年を自動車運転過失致死傷などの非行事実で家庭裁判所に送致しました。 亡くなった松村幸姫さん(26)と小谷真緒ちゃん(7)の遺影を抱いて京都地検に入る遺族と被害者の家族。 14日、初めて検察が遺族たちに対し、捜査状況の説明会を開きました。 【松村さんの夫・松村晶史さん】 「状況をほとんど知らされていない状態なんですよ。僕らとしても知りたいことがいっぱいある」 【小谷さんの父・小谷真樹さん】 「なぜ危険運転致死傷罪を適用してくれないのか、まず第一に聞きたい。加害者の今の心境なり、取調べに言っていたことを聞けるものなら聞きたいと思う」 先月23日、京都府亀岡市で無免許の少年(18)が運転する車が集団登校中の列に突っ込み、小学生と保護者3人が死亡、7人が重軽傷を負った事件。 京都地検は14日、少年を最高刑が懲役20年の「危険運転致死傷罪」ではなく、最高で懲役7年の「自動車運転過失致死傷」などの非行事実で、家庭裁判所に送致しました。 「刑事処分が相当」との意見書を付けたとみられます。 少年は無免許でしたが、以前から車を乗り回していて、運転技能がなかったとは言えず、「居眠り運転をしていた」と供述していることから過失にとどまると判断したことが理由です。 説明会でも京都地検は同様の説明を繰り返しているとみられますが、真実を知りたいと願う遺族にとって納得できる説明ではなく、猛反発しています。 【小谷真樹さん】 「納得できひんことを言っても、何も納得することは言ってもらえない」 【松村さんの兄・中江龍生さん】 「居眠りで自動車運転過失致死傷になったと聞いたが、居眠りになったという根拠が僕らには伝わってこない。結果論だけ伝えて、『それから質問してくれ』と言われて僕らが納得できるわけがない」 【松村さんの父・中江義則さん】 「法律で頭から抑えられることは納得できないし、なんで過失で

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