奈良県の荒井知事は、使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、県内での建設は断念することを明らかにしました。
大飯原発の再稼働問題に絡んで、福井県の西川知事が電力の消費地もリスクを負担するよう求めたことを受け、奈良県の荒井知事は以前、中間貯蔵施設を県内に建設することの検討を始めていました。
しかし１３日、「使用済み核燃料を陸路で輸送することは難しく、海に面していない奈良はふさわしくないことが分かった」と述べ、建設を断念すると発表しました。
【奈良・荒井知事】
「昔、鉄道を作るために掘ったトンネルに使用済み核燃料を詰め込めば大丈夫だと簡単に考えていたが、そういうものではないと」
貯蔵施設の建設については、奈良県生駒市などから建設を反対する声が上がっていました。
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