東日本大震災で被害を受けた福島県いわき市の少年野球チームが、京都府舞鶴市で地元のチームと交流試合を行いました。
野球がつなぐ「絆」です。
バスではるばる11時間かけ京都府舞鶴市にやってきた子どもたち…。
彼らは福島県いわき市の野球少年です。
【いわき市の子ども】
「勝てる自信…勝ちたい!」
いわき市と舞鶴市の交流のきっかけは、去年、いわき市の避難所に舞鶴市のボランティアが仮設の風呂を設置したことでした。
【いわきベースボールタウンプロジェクト・高橋克巳さん】
「市営グラウンドは14ヵ所あります。そのうち10ヵ所がいまだにがれき置き場になっていて、あと何年かかるか読めない」
当時ボランティア活動にあたった舞鶴市の市民団体が、練習場所が減ってしまったいわき市の子どもたちを招待し、地元チームとの交流試合を企画しました。
試合が始まりました。
長旅の疲れか実力の差か、なかなか思うようなプレーをさせてもらえません。
【いわき菊田キッズ】
「逆転するぞー!おー!」
気合いを入れ直してグラウンドを駆け回りましたが、いわき市のチームは残念ながら完敗でした。
【いわき市の子ども】
「強かった。もっと練習したいです」
福知山市のチームにも負けてしまいましたが、感謝の印にと、手作りのキーホルダーをプレゼントしました。
すっかりお腹がすいた子どもたちを待っていたのは、豪華なバーベキューです。
【いわき市の子ども】
「(友達は?)めっちゃできた!足の速さとかいろんなことを話した」
【舞鶴市の子ども】
「方言の違いとかを話した。『っぺ』って言ってた」
たくさん食べて、たくさんの友達を作った、それぞれのチームの子どもたち。
今年は、楽しい夏の思い出ができました。
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