和歌山県那智勝浦町で山の斜面が崩れ、障がい者が共同生活するアパートに土砂が流れ込みました。
11日の大雨が原因とみられます。
11日午後8時半頃、和歌山県那智勝浦町天満で、山の斜面が高さ10m、幅5mにわたって崩れました。
土砂は斜面のふもとに建つアパートの2階の窓を突き破って流れ込みました。
このアパートには障がい者9人が共同生活をしていますが、けが人はいませんでした。
【アパートの大家】
「ここに入っている人が「雷が落ちた」と言っていた。それぐらい(衝撃があった)。壁に当たってガラスも割れた。実際には雷じゃなかったが」
アパートのすぐ側には、去年9月の豪雨災害で被害を受けた人のための仮設住宅があり、住民が不安な夜を過ごしました。
【仮設住宅の住民】
「水の勢いはそうでもなかったけど、土色のやつ(水)が流れてきた。ここでやられたら本当の運命だと思う」
気象台によると、那智勝浦町では11日に、この時期の約半月分の大雨が降ったということです。
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