東本願寺すす払い

今年も残すところ、10日あまりとなりました。 京都の東本願寺では、１年間のほこりを落とす「すす払い」が行われました。 「すす払い」は、およそ500年前から続く「１年の無事を喜ぶ」行事で、東本願寺には全国から門徒や僧侶が集まりました。 横一列に並んだかっぽう着にマスク姿の門徒らが、合図とともに一斉に竹の棒で畳を叩くと、１年間にたまった埃が舞い上がります。 そして、舞い上がったほこりは畳に落ちないように、大きなうちわであおぎ、開け放った扉から外に出していきます。 門徒らが廊下や柱などもきれいに拭き清めると、堂内は新年を迎える準備が整いました。