滋賀県大津市で自殺した男子中学生がいじめを受けていた事件で、両親が市と同級生らを訴えた裁判が開かれ、両親側は、教師からの指摘を学校が放置したことが自殺を招いたと主張しました。
去年10月、大津市で自殺した男子生徒の両親は、自殺は同級生によるいじめが原因で、学校も必要な対応をしなかったとして大津市と、同級生らに対し損害賠償を求めています。
27日の裁判で両親側は、男子生徒が同級生からの暴行で顔などに怪我をし、一部の教師が「ケガ多発」と指摘したのに、学校は原因を追及せず、自殺に至ったなどと主張しました。
【両親のコメント】
「やはり息子は学校に見殺しにされたのだと。なぜこれらの事実を息子が亡くなってから、学校や市教委は我々や公に自ら事実を打ち明けなかったのか」
同級生らは、依然いじめそのものの存在を否定しています。
↧