滋賀県の嘉田由紀子知事が”卒原発”などを旗印に国政を目指す政治グループを結成しました。
合流に前向きな政党もあり、新たな勢力の結集につながる可能性があります。
【嘉田由紀子知事】
「今のままでは選ぶ政党がない。本当の第3極をつくってほしいという声にこたえ、新しい党をつくります」
嘉田知事は27日、政治グループ「日本未来の党」の結成を発表しました。
嘉田知事が知事のまま代表に、大阪府市統合本部の特別顧問・飯田哲也氏が代表代行に就任し、2人での船出となりました。
基本政策は全ての原発の廃炉を目指す卒原発や脱官僚、脱増税などです。
【嘉田由紀子知事】
「着実に原発から卒業できる道を示さないといけない。知事として本当に琵琶湖を守っていくとしたら国政にメッセージを出さないといけないと」
今後は、脱原発を掲げるほかの政党や政策に賛同する議員に広く合流を呼びかけ、政党として衆議院選挙に候補者の擁立をめざします。
【嘉田由紀子知事】
「他の党との連携ですが、ここの呼びかけはすべてのみさんにさせてもらう。それぞれの党で、個人で手を挙げていただく方にこの指とまれ方式でしたい」【記者】
「脱原発ならTPPや集団的自衛権の問題で意見の異なる人も候補者にいれるのか?」
【嘉田由紀子知事】
「いつも申し上げているように全てをすてて大同にではなく、小異をいかして大同につくということもある。そこの中で合意をできるところに手を挙げた人と合意したい」
今回の政治グループの結成を受け、「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」の河村たかし共同代表は合流に前向きな意向を示しました。
【記者】
「脱原発としては合流する方向?」
【河村たかし共同代表】
「はいはい。ぜひそうして。おなじような人が集まって。大日本庶民連合でいいですよ」
一方、小沢一郎氏が代表をつとめる「国民の生活が第一」はさきほど政党を解党して、合流することを決定しました。
日本未来の党がどこまで勢力を拡大するかはまだ未知数ですが、脱原発を巡り新たな第三極が誕生する可能性がで
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