去年、兵庫県加西市で小学生の兄弟が飲酒運転の車にはねられて死亡した事件の裁判で、兄弟の両親は検察側の求刑よりも重い懲役23年を求めました。
去年12月、生田敦弘くん(当時12歳)と、弟の汰成くん(当時8歳)は、加西市で皆既月食を見に行った帰りに飲酒運転の軽トラックにはねられて、亡くなりました。
車を運転していた建築業の小池巧被告(54)は、危険運転致死などの罪に問われていますが、弁護側は、量刑の軽い自動車運転過失致死罪の適用を求めています。
10日の裁判で、検察側は懲役18年を求刑しました。
一方、兄弟の両親の代理人が「二人の楽しい生活を奪ったにも関わらず,被告は罪に真摯に向き合っていない」という意見を読み上げ、課すことのできる刑で一番重い懲役23年を求めました。
判決は12日に言い渡されます。
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