ファイル共有ソフト「Winny」を開発し、ソフトの違法コピーを手助けした罪に問われた東京大学の元助手について、最高裁は2審の無罪判決を支持する決定をしました。
東京大学大学院の元助手・金子勇被告(41)は、ファイル共有ソフト「ウィニー」の開発をめぐり、映画や音楽ソフトなどの違法コピーを助けた著作権法違反のほう助の罪に問われています。
1審の京都地裁は罰金150万円の有罪判決を言い渡しましたが、2審の大阪高裁は逆転無罪を言い渡し、検察側が上告していました。
そして20日、最高裁は「著作権侵害のための利用が主流になると認識していたとは認められない」として、2審を支持する決定をしました。
【金子勇・元助手の会見】
「(事件によって)やりたかったことはいっぱいあったが、結局すべて失われ たのは確か。作ること自体は問題ないと示せたことは良かった」
これにより、逮捕から7年以上がたって金子元助手の無罪が確定します。
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