大阪市の橋下市長は東京行脚最終日の21日、各省庁の大臣を訪問しました。
文部科学大臣に対しては、『教育基本条例』をめぐって「首長をバカにしている」と強烈に批判する一幕もありました。
橋下市長は東京行脚最終日となった21日、笑顔で迎え入れた中川文部科学大臣に対して、開口一番、不満をぶつけました。
【橋下徹市長】「知事や首長が教育目標を設定する権限がないという閣議決定があったと聞いた。こうなると全国の市町村長や知事は教育について何も語れなくなる。どう考えてもおかしいと思う」
橋下市長が咬みついたのは、先週政府が、大阪維新の会が掲げる『教育基本条例案』に否定的な答弁書を閣議決定したからなのです。
【中川正春文科相】「法律で規定していることと矛盾して法律を書き換えることはできませんということ。知事や市長が教育にたいして語るなという決定ではない」
【橋下徹市長】「目標も何も決める権限がないといわれたら、予算査定では何を目標や基準にすべきか分からなくなる。日本の政治家や首長を馬鹿にする決定としか思えない」
と、教育改革に関しては一歩もひかない橋下市長。
実は昨夜、ある人物と会談を行っていました。
【「ワタミ」渡邉美樹会長】「市長と知事に、教育問題をアドバイスをくれないかと頼まれました。僕は現場がわかっているので『いいですよ』とお話しした」
飲食店チェーン「ワタミ」の渡邉美樹会長と会談し、大阪府と大阪市が今月27日に発足させる『府市統合本部』の教育関係アドバイザーへの就任を要請しました。
21日は閣僚の元を次々と訪れた橋下市長。
小宮山厚生労働大臣とは社会保障制度について、蓮舫行政刷新担当大臣とは、公務員改革について、10分足らずの時間で熱い議論をかわしました。
そして細野環境大臣には、被災地のガレキの受け入れ問題について、対応を求めました。
【橋下徹市長】「大阪の場合は特殊な事情で海への埋め立てがあるんです。ですから国の基準があることで悩みがあるんです」
【細野豪志環境相】「海で埋めるケースの安全性をもう
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