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安倍首相&橋下市長 会談にそれぞれの思惑は?

11日午後、安倍晋三首相は橋下徹大阪市長らと会談しました。 補正予算について話し合ったこの「大阪会談」には、それぞれの目論見があったとみられます。 11日午後、大阪市内。 【安倍首相】 「東京と大阪は日本をひっぱっていく成長のエンジンですから、エンジンの松井さん橋下さんとお目にかかって…」 【橋下市長】 「規制緩和について国と交渉してもなかなか進まない」 安倍首相と会談した橋下市長らが求めたのは、「構造改革」の徹底です。 「強い大阪、強い日本の再生に関する提案」と題した要望書を手渡し、首都のバックアップとして大阪を整備することや医療分野の規制緩和、カジノ立地の実現などを求めました。 安倍首相はこれに前向きな姿勢を見せて、11日午前に発表した大規模な経済対策のための補正予算成立への協力を求めました。 【安倍首相】 「おっしゃった医療分野の規制の問題点についてはわれわれも集中的にあらいざらい見直す」 【会談終了後・橋下市長】 「『構造改革』をとにかくやってもらうことが僕らと歩調を合わせる大前提になる」 「歩調を合わせる」と話す橋下市長に対し、安倍首相には別の狙いがあるとの見方もあります。 それは、7月にも行われる参議院選挙。 参院選に向けて野党各党は選挙協力を模索しています。 安倍首相は、橋下市長と会談することで野党各党の間に楔を打ち込む狙いがあるとみられます。 【記者】 「会談で政党間の話は?」 【松井一郎大阪府知事】 「まったく(ない)。総理としての安倍首相と、首長としての橋下市長と僕だったから、政党の話はまったく(なかった)」 【記者】 「橋下市長らとの今後の関係は?」 【安倍首相】 「私も同意できるところがあったので、そういうところについては協力していきたい」 今回の会談は、今後の与野党の攻防にどのような影響があるのでしょうか。

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