大阪市立桜宮高校の男子生徒が部活の顧問から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、顧問が体罰について「強いクラブにするために必要」と話していることがわかりました。
バスケットボール部の顧問は市の教育委員会に対し、男子生徒が自殺した前日と5日前の練習試合で頬を平手で叩いたことを認めていますが、今年度になってからは男子生徒にはそれ以外の体罰をしていないと話しています。
一方、おととしにも顧問が別の生徒に体罰をしているという情報が市に寄せられていて、男子生徒の自殺後、顧問は市教委に体罰だったことを認め、「強いクラブにするために必要」と話したということです。
当時の校長は顧問が否定したため生徒には確認せず「体罰はない」と判断しています。
【当時の校長】
「個別の生徒に聞かなかったのはそういう考えに至らなかったということ。悔やみきれないほどの思いをもっている」
市教委は当時の校長からも話を聴き実態の解明を目指す方針です。
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