兵庫県警の警部補らが覚せい剤取締法違反事件の捜査で、嘘の供述調書を作成したとして逮捕されました。
兵庫県警は午前11時50分ごろから、社警察署の捜索を始めました。
虚偽有印公文書作成の疑いで逮捕されたのは、兵庫県社警察署の警部補・常深洋蔵容疑者(52)と部下で巡査部長の松本和也容疑者(33)、知り合いの不動産業者の男ら4人です。
警察の調べによりますと常深容疑者らはおととし12月、覚せい剤取締法違反事件の捜査で「関係者が覚醒剤を持っているのを目撃した」という不動産業者から聴取しました。
不動産業者は「3月以降は見ていない」と言っていましたが「10月に見た」ことにさせてウソの供述調書を作成した疑いが持たれています。
常深容疑者は「おおむね間違いありません」と容疑を認めています。
兵庫県警は13日午前11時50分ごろから社警察署を捜索していて、押収した資料などを分析して容疑の裏づけを進める方針です。
また兵庫県警は「警察捜査の信用性を失墜する行為であり誠に遺憾である」とコメントしています。
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