シーシェパード問題で揺れる和歌山県太地町では、地元の食文化を理解してもらうため、はじめてクジラやイルカが並ぶ朝市が開かれました。
午前９時から始まった朝市の会場には、地元の伝統的な漁でとらえられたクジラやイルカのほか、熊野灘で獲れた伊勢海老などの新鮮な魚介類が所狭しと並びました。
一番人気は太地の漁師が普段まかない料理で食べている「イルカのすき焼き」で、用意された３００食がわずか２０分で売り切れ、観光客らはクジラより柔らかい独特の味を堪能していました。
＜滋賀県からの観光客＞「おいしいです。こんなに珍しいもの初めてなんで」また、地元では正月にクジラ料理をふるまう慣習があり、多くの地元の人がまとめ買いをしていました。
↧