京都・南座では東西の歌舞伎役者が揃い踏みする吉例顔見世興行を前に、役者の名前を書いた看板を飾る「まねき上げ」が行われました。
「まねき」は、歌舞伎の「顔見世興行」の大入りを願って飾られる看板で、京都・南座では、一枚、一枚、掲げられました。
長さ180センチ、幅30センチのまねきには、「隅々まで観客で埋まるように」との願いから幅一杯に「勘亭流」と呼ばれる独特の書体で役者の名前が書かれています。
ことしの興行も坂田藤十郎さんや尾上菊五郎さんなど、東西の人気役者が勢ぞろいします。
54枚のまねきがすべて上がると、関係者や観光客はまねきを塩で清めて興行の成功を祈りました。
「顔見世興行」は、11月30日から12月26日まで行われます。
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