和歌山県新宮市の酒蔵では、来年に向けて新酒の仕込みが始まっています。
およそ130年の伝統をほこるこの酒蔵では、近くを流れる熊野川の水や地元でとれた新米を使って、酒造りを行っています。
蔵の中では、杜氏たちが温度を管理しながら米をもんで、麹を作ります。
そして巨大なタンクで発酵し始めた醪を長い櫂を使って、丁寧にかき混ぜていきます。
【杜氏の小林武司さん】
「ことしも去年と同じようにいい米が入ってきているので、米の持ち味を出せるようにいい酒をつくっていきたいです。」
来月上旬には初搾りが行われ、150キロの新酒が出来上がるということです。
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