大阪市を分割し府と再編する「大阪都構想」について、維新の会は市内を5つに分割する案を主張する方針を固めました。
維新の会が推進する都構想を巡っては現在、どのような制度にするか議論が進められていて、大阪市を5つに分割するか7つに分割するかが争点となっています。
また、大阪市内の中でも特に税収の多い北区と中央区を、ひとつにまとめるか分離するかも議論となっています。
これについて維新の会は今後、5つに分割する案をもとに協議を進めていく方針を固めました。
【橋下徹・大阪市長】
「5区案の中で(北区と中央区の扱いが)どちらなのかというのは、これから議論されるんじゃないでしょうかね」
Q.市長の気持ちとしてはどちら?
「僕が言ってしまうとそれに流されると思うので、まずは市議会・府議会の議論を見させてもらいたいと思います」
しかし橋下市長は北区と中央区の扱いについて「分離するのが望ましい」という考えを、維新の会の中で明らかにしていたことが関西テレビの取材で分かりました。
この案は「大阪都」に移行するための費用が最も低いと試算されていて、「コストがかかるわりに効果が薄い」という他の会派からの批判をかわす狙いがあるとみられます。
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