3年前、大阪府八尾市で子どもを個人に預けるサービスを利用して預けられた女の子が脳死状態になった事故で、女の子の両親が八尾市などに損害賠償を求める裁判を起こしました。
八尾市に住んでいた藤井さつきちゃんは、生後5ヵ月だった2010年11月、母親が通院する間、市のファミリーサポートセンターから紹介された近所の女性に預けられました。
さつきちゃんはうつぶせに寝かされ、約1時間後母親が戻ると、心肺停止の状態になっていました。
そしてすぐに病院に運ばれましたが、脳死状態に陥り、約3年後の先月に亡くなりました。
訴えによると、さつきちゃんの両親は「うつぶせ寝には窒息の恐れがあるのに、八尾市が適切な講習をしなかった」などとして、八尾市や預かった女性などに損害賠償を求めています。
【母・真希さん】
「きょう、一つのスタート地点に立ったのだなぁと」
【父・朋樹さん】
「さつき自身が語ることができなかったことを、一緒に明らかにしていけたらなという気持ちは強いです」
八尾市は「内容を確認した上で適切に対応したい」とコメントしています。
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