台風30号で大きな被害を受けたフィリピンで支援活動を行った医療チームのメンバーが帰国し、神戸市で報告会を開きました。
神戸市にある「人と防災未来センター」の高田洋介研究員は、今月14日からNPO法人の医療チームとともにフィリピンを訪れ、被災状況やどのような支援が必要とされているかなどの調査を行いました。
台風30号が直撃したフィリピンでは、27日までに5500人が死亡し、1700人以上が行方不明となっています。
27日に帰国した高田研究員は、「レイテ島では水たまりで蚊が発生してデング熱などの感染症が心配され特に医療支援が必要だ」と訴えました。
また、若者が職を求めて出て行ったために、高齢者が放置されている現状なども語られました。
報告会には兵庫県の担当者などが出席し、今後の支援活動につなげていくということです。
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