大阪市の事業に次々と大鉈を振るう橋下市長。
今度の矛先は、日本で一番古い名門吹奏楽団「大阪市音楽団」です。
橋下市長が新たに改革の対象として名指しをしたのは「大阪市音楽団」。
あまり聞きなれない名前ですが、日本で最も古い吹奏楽団で、中学・高校の吹奏楽部への指導のほか、選抜高校野球の入場曲の演奏や、吹奏楽コンクールの模範演奏も担当している名門楽団なのです。
しかし、橋下市長が今回問題視したのは、楽団員およそ40人が皆、市の職員であるため。
市は、年間およそ4億3000万円を大阪市音楽団の予算として計上していて、橋下市長は「行政が音楽団を抱える必要性が分からない」と、解散も含めた見直しを指示しました。
「吹奏楽自体も立派なものなんでしょうけども、行政はお金の使い方を抜本的に見直さなきゃいけませんよ」(橋下徹・大阪市長)
「市民に還元できる、なるべく低廉か無料のコンサートを実施している。プレイヤーが公務員であることが必要かと言われると、我々も考えるところがあります」(大阪市音楽団・島貫利博団長)
今後は、教育を最重点政策にすると言う橋下市長。
見直しで出来た財源は、学習塾代などに使えるクーポン券の支給に回す方針です。
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