兵庫県加西市で、小学生の兄弟が、飲酒運転の車にはねられ死亡した事故で、神戸地裁は、危険運転致死罪で裁判を行うことを認めました。
去年12月、加西市の県道で、皆既月食を見た帰りに生田敦弘くん(12)と汰成くん(8)が飲酒運転の軽トラックにはねられ、死亡しました。
神戸地検は、運転手の小池巧被告(54)について、自動車運転過失致死などの罪で起訴しましたが、先月、より罰則の重い危険運転致死罪への変更を請求し、神戸地裁はきのう、これを認めました。
【兄弟のおば和田尚子さん】
「署名活動して危険運転にせなアカンっていう辛さがあったから、この事故をきっかけにしてくれてもいいので、こういう事故があった時は、すぐ危険運転を適用してほしい」
小池被告は、裁判員裁判で裁かれることになり、母親の伊津子さんは、「裁判官、裁判員の方には、私たちの心情を理解して頂いて、裁判を進めて頂きたい」とコメントしています。
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