京都市の寺院にあった重要文化財の仏像が、無届けで別の場所に移されていたことが分かりました。
借金を抱えた前の住職が動かしたものとみられます。
保管場所を移されていたのは、京都市の般舟院所蔵の重要文化財「木造不動明王坐像」と「木造阿弥陀如来坐像」です。
今年9月に、寺を管轄する天台宗から問い合わせがあり京都府が調べたところ、仏像は寺にはなく、前住職の知人の家で保管されていました。
般舟院は、前住職が借金を抱え寺の土地・建物が競売にかけられていて、約1億3000万円で落札され、再び売りに出されています。
仏像は、前の住職が移動させたものとみられています。
【近所の人】「これだけの土地を持って駐車場も貸していて、何でそんなことになるんだという話」
般舟院では文化財数点がなくなっていて、警察が文化財保護法違反の疑いで捜査しています。
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