神戸市の老人ホームで女性が虐待された事件で、被害者の女性が去年の夏ごろから「男に叩かれる」などと、虐待の被害を家族に訴えていたことがわかりました。
神戸市西区の老人ホームの元職員・松田光博容疑者(40)ら3人は、入居者の73歳の女性の頬を叩くなどした暴行の疑いで送検されました。
この女性が去年の夏ごろから「あの男に叩かれる」などと松田容疑者からの虐待の被害を訴えていたことが、女性の家族への取材でわかりました。
家族によりますと、おととし6月、ホームに入居してから女性にはたびたびアザが見つかり、去年の夏には鎖骨などが折れていたということです。
先月、不審に思った家族が設置した隠しカメラで虐待が発覚しました。
女性は現在、歩けない状態だということです。
調べに対し、松田容疑者は暴行を認めています。
警察は女性が骨折した原因も調べる方針です。
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