職員の厳しい人事評価を盛り込んだ大阪府の「職員基本条例案」について16日、大阪府と労働組合の交渉が行われました。
しかし話し合いは決裂しています。
【大阪府労働組合連合会】
「明らかに職員に関する恫喝ですやん」
16日に大阪府庁で行われたのは、2月議会に提出される「職員基本条例案」についての大阪府と労働組合の交渉です。
この条例案を巡っては、今月8日の府市統合本部会議で、大阪維新の会の原案通り、職員の人事評価で必ず最低ランクになる人が出てくる「相対評価」を導入する方針などが決まっています。
これに対し組合側から反対の声が相次ぎました。
【労働組合】
「『相対評価』で職員の敵対関係を作ったら、大阪府の業務が崩壊してしまうのではないか」
【大阪府】
「従来の評価ではどういうルールでやられているのか分からない。それをある程度見える形にするということです」
結局交渉は決裂し、結論は来週に持ち越されることになりました。
府議会では維新の会が単独過半数を占めていて、条例案が提出されれば可決される見通しです。
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