17日、兵庫県明石市のJR山陽線の踏切で特急列車とトラックが衝突した事故で、国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官が18日、現場で調査を行いました。
鉄道事故調査官2人は18日昼前、現場に到着し、ビデオカメラで記録しながら現場の状況を詳しく調べました。
この事故は17日、JR西明石駅の近くの業務用の遮断機の無い踏切で、特急列車とトラックが衝突し、乗客ら9人が軽いけがをしたものです。
トラックの運転手は警察などに対して「警報機が鳴っていたが踏切に進入した」と話しています。
この踏切では2003年と2006年にも車と列車の衝突事故が起きていて、JRは非常ボタンを設置するなどの対策を行っていました。
鉄道事故調査官は「他の踏切事故と比べると一般の車が入るところか入らないところかという違いはあるのかなと思います。その違いが何か影響するのかどうかということは確認していきますけど」と話しました。
また警察も業務上過失致傷の疑いで、20人体制で大阪市内に移した列車の検証を行いました。
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