大阪府貝塚市が発注した中学校の耐震補強工事の入札をめぐり、建設会社社長が逮捕された事件で、この会社は予定価格の97%で落札していたことがわかりました。
貝塚市の建設会社「橋本建設」社長橋本修容疑者(54)は2009年、貝塚市が発注した中学校の耐震補強工事の入札で、橋本建設が落札できるよう他の会社と談合した疑いが持たれています。
その後の調べで橋本建設は市が非公表で設定する予定価格のおよそ97パーセントの金額で落札していたことが新たにわかりました。
また入札に参加した他の建設会社3社は予定価格より高い額を入れるなどして落札できませんでしたが、うち1社はその後、橋本建設の下請けとして工事を請け負っていました。
警察は引き続き関係者から任意で話を聞いて入札情報の漏洩がなかったかについても調べています。
↧