福井県の高浜原子力発電所から5キロの範囲内にある京都府舞鶴市で、原発事故を想定した住民の避難訓練が初めて行われました。
【防災無線】「高浜原発で事故が発生しました。避難の準備を始めてください」
この訓練は東日本大震災を教訓として、地震と津波、それにともなう原発事故という「複合災害」を想定して行われました。
舞鶴市の一部は高浜原発からの距離が5キロ以内で、原発事故の際、ただちに避難が必要となる範囲に近畿で唯一、含まれています。
指示を受けた杉山地区・松尾地区などの住民は、自衛隊の車両で原発から約8キロ離れた朝来小学校に避難しました。
避難した住民の衣服に放射性物質が付着していないかスクリーニング検査で確認するなど、訓練は実際に近い形で進められていました。
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