兵庫県稲美町で、散歩から帰った犬がけいれんを起こして死ぬ事案が2件相次ぎました。
現場近くでは青い粉末のついた「ちくわ」が見つかっています。
27日午前7時40分ごろ、稲美町に住む女性(80)の飼い犬が散歩から戻った後、突然けいれんを起こし口から泡を吹いて死にました。
【記者リポート】「不審に思った家族が調べたところ道路にはちくわが落ちていたということです」
女性の自宅近くで見つかったちくわには青い粉末がついていて、犬がかじったような跡があったということです。
【近所の人】「怖い。犬に対してひどいことするなあと」
さらに警察が調べたところ、今月23日にも女性の隣の家に住む男の子(10)が散歩に連れて行った犬が、同じようにけいれんして死んでいたことが分かりました。
近所の人によりますと、付近では野良犬によって畑が荒らされるなどの被害が出ていて、駆除のために農薬をまく人もいたということです。
その後の警察の調べで、青い粉末は毒性のある農薬「メソミル」だったことが分かりました。
メソミルによって犬が死ぬ事案は、4年前、大阪府摂津市でも起きていました。
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