大阪市の橋下市長は、小中学生であっても学力が目標レベルに達しない場合、「留年」制度の適用を検討していることを明らかにしました。
【橋下徹 大阪市長】「留年制度としてプレッシャーを与えることではなくて、ついていけない子がいるわけですから、一律に進級させることの方が子どもにとっては本当にかわいそうなことなんですよ」
今朝、小中学生の「留年」制度に言及した橋下市長。
義務教育段階であっても目標レベルの学力に達していない場合、自動的に進級させるのは児童や生徒のためにならないというのです。
橋下市長はすでに教育委員会事務局に対し留年制度を導入する際の問題点などを洗い出すよう指示していて、22日夜、制度の是非について教育委員とも意見を交わす予定です。
【小学生の母親】「できない子はできるまで教えてもらって、中学卒業する方がその子のためにもなる」
【小学5年生】「恥ずかしかったりもするんで、小学生・中学生の間は自動的に上がらせてほしい」
「留年」は現在の法律でも校長の判断で行うことが可能ですが、実際にはほとんど適用された例はなく、学力を基準とした「留年」が制度化されれば全国でも異例です。
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