中国の病院に入院したと嘘の申請をして、国民健康保険の海外療養費を騙し取ろうとした中国籍の親子3人が逮捕されました。
詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、堺市南区の無職で中国籍の李鉄斌容疑者(41)ら親子3人です。
李容疑者らは、去年、中国に滞在中、糖尿病で入院したとする嘘の診療内容明細書などを堺市の区役所に提出し、国民健康保険の海外療養費およそ56万円を騙し取ろうとした疑いが持たれています。
海外で治療を受けた場合、国民健康保険の加入者には医療費の一部が返還される「海外療養費支給制度」があります。
李容疑者らは、この制度を悪用しようとしたもので窓口での説明を不審に思った職員が中国の病院に問い合わせ、事件が発覚しました。
【対応した堺市の職員】
「『生活保護を打ち切られたショックで急に入院した』と説明を受けた」
李容疑者らは、調べに対し「私は中国で入院した」などと話し容疑を否認しています。
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