大阪市立高校の男性教師が、勤務時間中に校内で飲酒や夕食の調理を繰り返していたことがわかりました。
停職6ヵ月の懲戒処分を受けたのは、大阪市立中央高校で体育を教えている53歳の男性教師です。
市立中央高校は夜の9時まで授業がある単位制の高校で、この教師は、勤務が夜まで続くことから、安易な気持ちで体育教官室で夕飯を作るようになりました。
【大阪市立中央高校 西田昭一教頭】「流し台のところにコンロがありまして、パスタや野菜炒めなど(を調理していた)と聞いています」
勤務時間中に口にしていたのは、夕飯だけではありません。
【大阪市立中央高校 西田昭一教頭】「ワインだとすぐにわかるから、水を入れるペットボトルに移し変える」
他の教師にばれないように、ワインをわざわざペットボトルに移し変えて飲んでいたというのです。
この教師は、前任校に勤めていた2007年8月から飲酒を始め、去年11月、同僚に指摘されるまで、勤務時間中にビールやワインなど合わせて72回も飲酒を繰り返していたということです。
【記者】「お酒を飲むと顔が赤くなったりするのでは?」
【西田昭一教頭】「元々顔がちょっと赤いんですけど。飲んでいなくても飲んでいるように思われることもある」
教育委員会によりますと、この教師はおととし9月に校長から厳重注意を受けたものの「勤務時間には飲んでいない」と、うその報告をしていました。
男性教師は教育委員会に対し「認識が甘く、一杯ぐらいはいいか、ばれないだろうと考えていた」と話しています。
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