大阪市交通局の職員でつくる労働組合は、内部資料を用いた偽の資料が作られ、組合の地位が傷つけられたとして大阪地検に告発することを決めました。
去年11月の市長選挙を巡って大阪維新の会は、「労働組合が当時の平松市長を支援するため、不正に入手した職員リストを使用していた」として調査しています。
しかし、組合は「維新の会が主張する『職員リスト』は存在しない」として関与を全面的に否定していました。
そして組合は1日、「リストは何者かが組合の名誉を傷つけるため偽造した疑いが極めて強い」として、被疑者不詳のまま無印公文書偽造などの疑いで大阪地検に告発することを決めました。
職員リストについては市の第三者調査チームも中間報告で、「組合が作成したとは考えがたいとの証言が複数あった」としています。
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