桃の節句の3日、和歌山市の淡嶋神社では伝統の神事「ひな流し」が行われたくさんの参拝客で賑わいました。
人形供養の神社として知られる淡嶋神社。
毎年、桃の節句の日には穢れや災いをひな人形と一緒に海に流す、ひな流しが行われています。
ことしは東日本大震災や紀伊半島水害からの復興への願いも込められ、集まったおよそ4万5000体の雛人形に清めのおはらいをする「ひな納め」の神事が正午から行われました。
その後、およそ600体のひな人形が積み込まれた小舟は近くの海岸まで運ばれ、ひな流しの祝詞が読み上げられたあと海に流されました。
海岸に集まった大勢の観光客や参拝者は、被災地の復興を願って波間に遠ざかるひな人形の小舟を見送っていました。
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