象印マホービンの元副社長が顔をラップで巻かれ殺害された事件で、元副社長の腕が結束バンドで縛られていたことが新たに分かりました。
事件から丸一日が経ちました。
警察は朝から多くの鑑識や捜査員を投入して調べています。
殺害された象印マホービンの元副社長・尾崎宗秀さん(84)は、堺市内でマンションなど複数の不動産を所有していて、月末には現金での家賃収入もあったことが分かっています。
事件の前日は月末で、マンションの管理人が集金した家賃を尾崎さんに手渡していました。
【マンション管理人】「(事件前日に)マンションの家賃の集金をして、(現金を)尾崎さんに渡して別れたのが午後7時半すぎくらい」
しかし警察のその後の調べで、このとき受け取った家賃あわせて数十万円が、事件のあと尾崎さんの家から無くなっていたことが分かりました。
また、尾崎さんの腕がコードなどを束ねるバンドで縛られていたことも新たに分かりました。
近所の人の話では、尾崎さんは用心深い性格だったということですが、家の玄関や勝手口の鍵は壊されておらず、何者かが無理やり侵入した形跡はありません。
尾崎さんが見ず知らずの人を家に入れるとは考えにくく、現金が家にあるわずか半日の間に襲われたことから、警察は事情に詳しい何者かが犯行に関わったとみています。
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