大手電機メーカー・シャープは、社長を交代する人事を発表しました。
新社長は、今年度転落した過去最悪の赤字、2900億円からの回復へ強い決意を示しました。
シャープは、14日夕方、大阪市内で会見を開き、片山幹雄社長が会長に退いて海外事業統括の奥田隆司常務執行役員を4月1日付けで社長に昇格する人事を発表しました。
シャープは主力の液晶テレビの販売不振などで、今年度は過去最悪の2900億円の最終赤字となる見通しで、社長を交代し経営体制の刷新を図ります。
【片山社長】「今年度過去最大の赤字の見通しを発表したが、経営者として大変申し訳ない」
【奥田次期社長】「業績を必ず立ち直らせ、支援してくださる皆様の期待にそえるよう粉骨砕身、努力していきたい」
グローバル化で海外メーカーとの競争がますます厳しくなるなか、シャープは生き残ることができるのか。
「アクオスを世界ブランドに育てた」立役者、奥田次期社長の手腕が問われます。
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