車1台分のスペースがあれば、天候に左右されずたくさんの野菜を育てることが出来る「野菜工場」ユニットを、大阪の住宅総合メーカーが開発しました。
狭い空間に並ぶ植物…。
何かの実験施設かと思いきや、実は野菜を栽培する「工場」なんです。
大和ハウス工業が開発したこの野菜工場ユニット「アグリキューブ」は、車1台止められるスペースがあれば、葉物野菜を中心とした23種類もの野菜の栽培が可能で、収穫量は年間なんと1万株!。
野菜の成長に応じて照明を上げ下げ出来るほか、棚ごとに水を循環させることができ、1年を通じて野菜を栽培出来ます。
【記者レポート】
「このユニットでは、農薬を使わず、水と液体の肥料で育てています。従って、出来たばかりの野菜をそのままかじることができます」
この野菜工場、値段は550万円と850万円のタイプがあり、まずはレストランなど外食産業を対象に売り出すということです。
【大和ハウス工業の担当者】
「コスト的にはまだまだ路地野菜に比べると高い野菜になるが、年間ずっと安定して同じ品質のものが作れるのがメリットだと思う」
発売は来月5日からで、大和ハウス工業では今後、家の中でも出来るさらに小さなユニットの開発を検討しています。
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