21日午前、大阪市此花区にある工事用の桟橋から25tの大型クレーン車が淀川に転落しました。
この事故でクレーン車を運転していた男性が死亡しました。
午前10時すぎ、大阪市此花区にある阪神高速道路神戸線の新しい路線の工事を行っていた桟橋から、25tの大型クレーン車が淀川に転落しました。
この事故で、クレーン車を運転していた作業員の川口隆さん(68)が川に転落し、約20分後に助け出されましたが、まもなく死亡しました。
警察によりますと、川口さんはクレーン車の邪魔になった障害物を動かそうと一旦車を降りましたがすぐにクレーン車が動き出し、エンジンを止めようと窓から手を差し入れたところ、そのまま川に転落したということです。
【阪神高速道路建設技術課・藤井康男 課長】
「クレーン車を操作する人は車から離れる際にエンジンを停止してキーを抜くよう規定している。しかし今回の事故ではそれが徹底されていなかったのではないか」
阪神高速では「改めて安全な作業を徹底し、再発防止に努めたい」と話しています。
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