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財政難の泉佐野 「市の名前も売ります」

財政再建を目指す大阪府泉佐野市が、市の名前まで含めた命名権の売却について検討を進めています。 「泉佐野市」が「泉佐野市」でなくなる可能性もあります。 りんくう地区の開発失敗などで、財政破綻寸前の泉佐野市。 今年度も45億円あまりの赤字が見込まれる中、前代未聞の策を検討しています。 【記者リポート】「市役所にある“まちの活性化プロジェクトチーム”では、『泉佐野市』という名前すら売ってしまおうという検討が進められています」 泉佐野市はこれまで、市のホームページに載せるバナー広告を募集したり、駅前の公衆トイレに特大の広告看板を設置したりして、涙ぐましいまでの収入アップ作戦を展開しています。 【市長公室・射手矢光雄 担当理事】「泉佐野市の財政が厳しいというのは承知している。基本的には多くの金額をいただければありがたいと考えている」 去年、市のプロジェクトチームがさらなる作戦を検討。 今流行の「ネーミングライツ(命名権)の売却」です。 これまでネーミングライツ売却の対象となってきたのは、野球場や体育館などの公共施設が中心でした。 泉佐野市の作戦は、「市役所の庁舎」や「市道の名前」、さらにスポンサーの意向や広告料の金額によっては、1~5年の期間限定で「市の名前」までも売る、というのです。 【射手矢 理事】「(広告費が)高ければいいかと言えば金額だけでは判断できないと思う。マスコミを通して知れ渡って、泉佐野に企業が関心を持ってもらえたら有難い」 泉佐野市民の反応は…。 【女性】「企業に売るってどうなりますの?」 【記者】「名前が変わってしまいます」 【女性】「そんなアホな。なんぼ世間が変わって色々と変わってきているけど、こういうのは置いておかなアカンよ」 【女性】「私は考えられまへん。みんな反対違います?」 【女性】「生まれてずっとここで育っているので、『泉佐野市』っていうイメージなので、売られるのは困る。名前が変わって、その名前が自分の中にすんなり入っていくか…。そこまでするかと。そこまで(財政が)ダメに

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