奈良市内で行われたコンサートの会場で、コンサート終了後、1300万円相当のバイオリンなどが盗まれていたことが分かりました。
警察によりますと、20日午後4時半ごろ、奈良市登大路町の奈良県文化会館でコンサートへの出演を終えたバイオリニストの男性(54)がバイオリン1丁と弓1本を控え室に置いたまま席を外しました。男性が1時間半後に戻ったところ、バイオリンと弓がなくなっていることに気づいたということです。
男性はバイオリンなどをケースに入れて控え室の鏡の前に置いていたということですが、控え室の鍵はかかっていませんでした。
バイオリンは1804年にフランスで作られたもので、時価にしておよそ1300万円になるということです。
男性は、「40年前から愛用している大事なバイオリンなので、早く返してほしい」と話していて、警察が窃盗事件として捜査しています。
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