京都市内の病院で呼吸補助装置から酸素が供給されないミスがあり、その直後に77歳の女性患者が死亡していたことがわかりました。
山科区の「愛生会山科病院」によりますと、肺炎にかかった入院中の77歳の女性患者の症状が悪化したため今月18日に呼吸補助装置を装着しました。女性はそのまま入院を続けていましたが、20日未明に、装置への酸素の供給が低下していることを示すアラームが鳴りました。病院が酸素ボンベの納入業者を呼び復旧させましたが女性はその直後に死亡しました。業者が、19日に酸素ボンベ室で修理をした際に予備の酸素ボンベの栓を開ける作業を怠っていたことが原因ということです。医師法では、「異状死」の場合、24時間以内に警察に通報する義務がありますが病院は、26日警察に相談していました。
病院は、「今回のミスと女性患者の死亡との因果関係は不明で、報告が遅れた」と話しています。
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