シャープは、台湾の電気機器大手鴻海グループと資本・業務提携すると発表しました。
鴻海グループはシャープ株のおよそ1割を取得し、筆頭株主になります。
奥田隆司次期社長は、ことし5月以降に第三者割当増資を行い、台湾の鴻海グループがシャープ株のおよそ1割を持つ筆頭株主になると発表しました。
シャープは液晶テレビの販売不振などが原因で、今年度2900億円の最終赤字となる見通しで、堺工場での液晶パネルの生産量を半分程度まで減らしています。
しかし、鴻海グループが堺工場をシャープと共同で運営し、ことし10月以降、パネルの50%を引き取ることで合意しました。
鴻海グループは、アップルの「アイフォーン」など各国の電機メーカーから生産委託を受ける企業です。
奥田次期社長は「シャープの商品開発力と、鴻海のコスト競争力を融合したい」と話しています。
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